2010/03/26

全身全霊 僕でありたい

最近、というかもう2年以上になりますが、幼児向け番組をよく見てます。正確に言うと聞いてます。
他のことをやっている最中にTVを子供に見せている状態なので、まともには見ていません。でも聞いてます。
内容が面白ければ、思わず手を止めて振り返って見てしまっていたりするので、なかなか用事が片付きません(笑)
まあ、そんなに面白いのってそうそうないですけど。
でも中にはかなり気に入ってしまった番組というのがありまして、今日のタイトルはそのうちの一つ『ジャム・ザ・ハウスネイル』のEDの一節です。
わずか3行くらいの歌詞なので一節というかぶっちゃけ1/3なわけですが。
短いけど、深い歌詞だと思います。当たり前なんだけど、なかなか難しい。
曲もかわいいんですよ。かなりお気に入りです(^^)

まあそんなこんなで、とにかく幼児向けのものを目にする機会が多いわけですが、その内容に最近どうしても引っかかるものがありまして、聞く度読む度にもやもやしております。
ちょっと愚痴みたいなものなので、追記でぶつぶつ言うだけにしておきます。
気になる方はどうぞ。
……て、更新履歴から飛んできてしまった方には意味のない書き置きですね(^^;)
全文表示されちゃいますもんね。
数行空けますので、読み飛ばしたい方はここまででやめておいてください。
あ、その前に。
前回更新以降に拍手、そしてリアクションをクリックして下さったお客様、どうもありがとうございます!
レス不要のメッセージもありがたく拝読しております。
読んでいただけただけでも嬉しいのに、さらにワンアクションして下さるそのお心遣いが本当に嬉しいです。
ありがとうございます。










さて愚痴。ていうか(←今日はこれ使いすぎ)、もやもやしたことについて。

道徳的なお話なんですよ。基本的には。多分。
でもそれってどうなの?という。
これじゃあ全然わからないですね(笑)
ええと、同じ内容の本とDVDがありましてね、その中で言わんとしていることについてどうしても引っかかるという、そんな話です。
以下あらすじ。
公共の場所で、公共のおもちゃを使って主人公が遊んでいます。
ところが、楽しく遊んでいる真っ最中の主人公に、別の子供がそのおもちゃを貸してと突然言ってきます。
当然主人公は困ります。
ところが貸してと言ってきた子が泣きそうになります。(絵では泣いてます)
さらに困る主人公。そこへ大人がやってきます。
どうしたのと聞かれて、貸してと言ってきた子が「自分もそれで遊びたい」とその大人に訴えます。
するとその大人は「かわりばんこにしたら?」と提案。
でも嫌がる主人公。
すると大人が、歌を歌いながら貸して、どうぞとやってみたら?と提案。
子供達はそれを受け入れ、歌を歌って主人公は別の子におもちゃを譲りました。
めでたしめでたし。

と、まあこんな感じ。
うまくまとめているようにも見えますが、なんかヘンじゃないかと思うのは、私の心が狭いから?
だって主人公は、おもちゃで楽しく遊んでいる真っ最中です。
特に長時間独り占め、というならともかく(そんな描写はありません)、それを中断された上におもちゃを手放すことを強要されているようにしか感じられないのです。
この場合、やってきた大人が言うべきことは、その場ですぐにかわりばんこさせることではなく、まず貸してと言いだした子をたしなめることではないでしょうか。
「今はあの子が使っているから、終わってから貸してもらったらいいんじゃない?」と。
「だから、あのこ(主人公)にもそう言っておいたら?」と教えるのが筋じゃないかな。
それから主人公に、「次に待っている子がいるから、早めに貸してあげてね」と注意を促す。
その段階がない限り、人が使っている最中のものを穏便に横取りしましためでたしめでたし、としか私には読めないんですよ。

この話ではおもちゃだからあまり違和感を覚えないかも知れませんが、別のものに置き換えてみれば異様さが際立つと思います。
例えば、今となっては珍しいたとえかも知れませんが、公衆電話とかはどうでしょう。
一台しかない公衆電話を使っている人がいたとします。
後からやってきた人がいきなり「自分が使いたいから貸せ」とは言わないでしょう、普通。
話が終わるのを待ちますよね。
余程急用がない限り、もしくは常軌を逸するほど長時間じゃない限り、待つんじゃないでしょうか。
あまりに酷かったら、そりゃあ「ちょっと急ぎなので貸してもらえませんか」くらいは言うと思いますが。
そういう「待つ」という段階をすっ飛ばして、その場に折良くやってきた発言力のある人(話では大人なので)に「自分が電話を使いたいのにこの人が電話を使っているので困っている」なんて訴えるのはダメでしょう。

この話に教訓を含めるとしたら、第一に『待つ』ことは必要だよ、ってことじゃないかな。
それからあくまで公共のおもちゃの話なので『譲り合いの精神』も当然必要です。
でもそれについては二番目くらいで良いのでは?
……なんてぐだぐだ思ったりしてます。ヘタするとゴネ得って感じにも読めるんだもん。
いるけどね実際、そういう人。後からやってきて、うまく美味しいところをかすめ取っていく人。
でも良いか悪いかはともかくとして、物事はある程度『早い者勝ち』ですから。
そういう、厳然として存在する社会のルールをまずは教えるべきではないかなと愚考して止まないわけです。

ああ、すっきりした(笑) ずっともやもやしてたんで。
最近の、やたらと平等を押し付けようとする教育の方向にいびつなものを感じずにはいられません。
おかしな世の中になっていく……そう思うのはトs(ryだから?
……orz