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2013/07/05

生存せよ。探求せよ。

ガルガンティア最終話、2日ほど前になりますが、ついに見終わってしまいました。

なんかもう胸いっぱいです。
いや、逆かな。
胸にぽっかりと穴が開いてしまった感じもします。
一つの物語が終わってしまうことがこんなにも惜しく寂しいと感じたのは、もうどれくらいぶりなのか。
まだまだいくらでも物語が生まれそうな余地が、あの世界にはある。
それを感じさせてやまない幕の下り方だったのに、ひとまずはこれで終わりという事実が、この寂寥感の最たる原因なのだと思います。

各話とも最低でも2回ずつは見返すほど好きになった作品というのは、本当に久しぶりでした。
来週からどうしよう。
また一話から見返せばいいのかな。 ←

さて今回は、最終話とあって色々ギチギチに詰め込まれていました。
意味は勿論全部わかった(と思う)けど、やはり各シーンとももっと余裕を持った描写で見たかったと心の底から思います。2クールの作品であればと残念でなりません。
チェインバーとストライカーの一騎打ちに関しては、あれでよかったと思います。
互いにお前こそがバグってんだろと言い合うAI同士のやりとりはとても面白く、容赦のない攻撃の応酬と相まって申し分ありませんでした。
そしてその集大成たる戦闘シーンのラスト。
レドから軍籍を剥奪し、コクピットを切り離したチェインバーの最期の言葉。
涙腺が決壊するかと思いました。


「私は、パイロット支援啓発システム。あなたが、より多くの成果を獲得することで、存在意義を達成する」
→レドを兵士というくびきから自ら解き放った挙句の「あなた」呼ばわり。
これは単にレドがもう兵士ではないからそう呼びかけたのだとは思えません。
レドを替えのきく一軍人としてではなく、(チェインバーにとって)かけがえのない一個人として認識した結果であったと信じたい。
だって、そうじゃなければ自ら「パイロット支援啓発システム」と言いながら、「あなた(=レド)」がより多くの成果を発揮することで(ry)など言わないはずです。
つまり自分のパイロットは軍人ではないレド自身だと言った上で、多くの成果を獲得しろと言っているわけです。
融通がきいていないようで、とんでもなく柔軟なチェインバーさん。
レドが軍人じゃなく一人の人間であると同様、彼もまたただのロボじゃなくてもう立派な一キャラです。


「この空と海のすべてが、あなたに可能性をもたらすだろう。生存せよ。探求せよ。その生命に、最大の成果を期待する」
→そしてこの台詞ですよ。
一言で言えば「生きろ」と。そう言ってるんですよね。
この地球で生きて、できること、やりたいことを探せと。それを生涯かけてやり通せと。
ここまでくるともう親心すら感じます。


彼に支援は必要ない。もはや、啓発の余地がない。あとは、その前途を阻む障害を排除して、私の任務は完了する」
→そして堂々の親バカ宣言。ストライカーに向かって臆面もなくレドのことをべた褒めじゃないですか。


そのストライカーに対して、最期の名言。
「くたばれ、ブリキ野郎!」
ピニオンにずっとブリキ野郎と呼ばれていたのを、結構気にしていたんでしょうか。
自嘲のようなものが含まれていたのかもしれませんが、でもこれを言えたチェインバーさんはもうそこらのブリキ野郎なんかと同じじゃないです!

とまあ、こんなふうにチェインバーが出てくる一連のシーンは概ね良かったです。
こんなにも熱くて格好いいって、ほとんど主役じゃないですかー!

問題はCパート。
全力でオチをつけに回っていったのは良かったのですが、いかんせん短すぎます。
内容が悪いというのではなく、もっと見たかったという欲の話ですよ。
最終話まで終わった今になってもこれをいうのはどうかとも思いますが、やっぱり2クール欲しかったなぁ……

最後の最後に、レドがまだコミュニケーターを大事に持っていることと、海底のチェインバーにヒディアーズが群がって繁殖している様が描かれていました。
あれは実はチェインバーは各部大破して自立機動はできないものの、量子インテークは生きていてAIも無事ということの示唆か何かでしょうか。
……でしょうかっていうか、そうであって欲しいです。
いつの日かサルベージされて、二期の足がかりになってくれれば またレドと言葉を交わせる日が来るといいな、と思います。

他にも気づいた部分というのは結構あったのですが、だらだら書いても仕方ないので割愛します。
ていうか正直、あれもこれもと書きたいことが出てきて収拾がつかなくなるのでやめときますw
一つの記事としての体裁が保てなくなる可能性が大です。
ここまでまとめるのも実を言うと結構大変だったんだからw
しかしこうもハマった作品が終わってしまうことって、意外とショックが大きいですね。
こんな感覚、本当に久しぶりです。
ここ数日、私事でも新規案件やら思わぬ波風やらが色々あったので、そんな中で元気の源が供給されなくなるのはキツいなぁ(´;ω;`)

私専用支援啓発システムが今、切実に欲しいです。
結構マジで。


締めが愚痴になっちゃった(´・ω・`)
どうもすみません。

2013/06/27

決断の時

ガルガンティア12話、先程視聴完了しました!
いつもは感想書いてなかったんですけど、どうしても叫びたくなってしまいました。
後残りが一話しかないなんて……嘘だと言ってよバーn(ry

今回の目玉は間違いなくマシンキャリバー同士の戦闘シーンでしょう。
久々にロボアニメしててよかったです。
そこに至る経緯はかなり切ないですけど(´;ω;`)

もう帰ることができないという事実を突きつけられた後でやっと会えた同胞、しかもそれは尊敬していた上官だったわけです。
それだけではなく、彼は地球に飛ばされる直前、レドの命を救った恩人でもありました。
その上官――クーゲル中佐を裏切ろうとレドに決断させたのは、雨と同時に海に生贄を捧げるかのごとき蛮行でした。
あのワンシーンに込められた対比の意味は濃かったです。
尺として短い時間の中で、幾つもの要素を一気に見せるやり口が実に見事でした。
レドが悩んでいる時間は短かったのですが、それでも説得力は十分にあったと思います。
続く、チェインバーとの対話シーンも本当に上手かったです。
言い方は回りくどいですけど、チェインバーが全面的にレドの味方であったことにホッとしました。
クーゲルに反旗を翻すというレドに、反対は絶対にしないから自分の思うようににやりなよ(超訳)と背を押してくれるチェインバーというのは、正直いって意外でした。
あくまで銀河同盟の理念に従って、レドに従わなくなる事態も想定していましたので。
なんとなくチェインバーに意思の萌芽のようなものを感じるのですが、そのへんはどうなっているんでしょうね。
ストライカーにしても、クーゲルがあの状態なのに勝手に行動しているということは、やはり意思のようなものの存在を感じます。

二機のマシンキャリバーの戦闘へナイスな茶々を入れるリーゼントなしピニオンもかっこよかったですねぇ!
リーゼントじゃないほうが断然格好いいじゃないですかー!
大海賊ラケージさんと、なにやら良い感じでしたねw
ラケージのロブスターが無双すぎて笑えました。ぐるぐる作戦は、以前に自分がやられたことからヒントを得た技なのでしょうか。だったらもっと笑えます。
レーザーが厚く垂れこめた雲を円形に焼いて、上の青空が見える描写はかなり好きですw
とにかくユンボロを含めたロボ戦は良かったです。

予想通り、コクピットの中のクーゲル中佐はご遺体でした……(T人T)
レドへ向けられた台詞の数々、最後に壊れたラジオのように繰り返していたいくつかの台詞は、恐らく生前のクーゲルがストライカーに言ったものなんだろうなと思うとかなり切ない。

ガルガンティアの鍵とは一体なんなのか。
『天のはしご』ということなので、軌道エレベーターか攻撃兵器なのか、それとも全く別の何かなのか。
次週が楽しみです。
……でも最終回は来てほしくないです……(´・ω・`)

2013/06/10

佳境

本館もそうですが、こちらも絶賛放置していたことを思い出して、少しばかり浮上してみる気になりました。
あっちもこっちも放置ばかりで申し訳ありません。
前回のブログ更新後に拍手をくださったお客様には厚く御礼を申し上げます。
どうもありがとうございます!

前回はなにを書いたっけと思って読み返してみたら、怒涛のガルガンティア推しをしていて思わず苦笑。
なぜかと言いいますと、今現在も全く同じ事しか考えていないからです。
むしろ悪化してますw
発売が8月に延期になったBlu-rayを予約しちゃうくらいの重症です。
いやもうほんとに困ったもんです。
面白すぎます(`・ω・´) (←そっちか

前回(9話)、終盤に向けてストーリーが大きく動いたわけですが。
なにもうこのwktk感!
レドを始めとする銀河同盟の人間が殲滅するべき敵として刷り込まれるように教えられてきた敵・ヒディアース。
彼らが元人間であろうことは、7話冒頭の一瞬のシーンから各所で推察されてはいましたが、真実は予想の斜め上の形でした。
更に人類銀河同盟との戦いが地球を離れる頃からずっと継続中であることが明かされ、またその理由も納得の行くものであったことが意外でした。
元人間なんだからとか、(地球にいるものは)手を出さなければ襲ってこない、などの理由で共存共栄(byチェインバー)エンドになる可能性をちらりと考えてしまっていたんです。
でもそれはあまりにも安易だし、ちょっと脳みそお花畑思考の賜物っぽくて嫌だなと思っていたところだったので、非常にいい意味で予想を裏切られてますますハマる、とw
銀河同盟の実体は結構なディストピアだとばかり思っていたんですがそればかりでもなく、そうならざるを得ない理由がきちんとあったというのは、一話を思い返す上では救いです。彼らの死に根拠が与えられましたから。
『少年と巨人』によれば、それでもロボット三原則をまるっと無視したマザーコンピューター管理下の非情なディストピアではありますけどね(笑)
そしてヒディアースの来歴はわかったけれど、到底共感も同情もできるものではなかったというのも本当に意外だったのです。
純然たる敵として描かれてきたものに、同情的要素をもたせる心づもりのある元・人間設定かと思ったので。
ライアン・松本氏を始めとしたイボルバーさんたちときたらあそこまで無茶しなくても、結果的にはコンチネンタルユニオン――後の人類銀河同盟の人々のように宇宙に逃れることはできたのにねえ。早まったとしか。せっかく可愛かったお嬢さんまでイカ化させなくてもねえ(´・ω・`)
その上、更に遠くの宇宙へ進出すべく、コンチネンタルユニオン謹製のワームホール強奪まで企てるとか、同情の余地がありません。
姿形はもとより、卵生へと変化した上、初期の人間から直接変化したものはともかくとして、その後世代はもう知性もろくにないように見えます。あれじゃあもう人間とはいえない。
でも安っぽいヒューマニズムの目を持ってしまったら、あれもまた『人間』と括ってしまいたくなるのかもしれません。
だからレドが事実を知って、ひどく動揺してしまったようなのが哀れでなりません。
ガルガンティアに馴染む以前の彼だったら、あんなにショックを受けなかったんだろうに。
穏やかで微笑ましかったガルガンティア船団での異文化交流がこういう形でアダになるとは。
絵面がひどくないだけで、こういう展開はエグいなぁと思います。
こういうのがピュアホワイトに限りなく近い灰淵ってことなんですかねw
そして昨夜、最速放映が終わったようなのでネタバレを求めて某所に行ってみたら、1話のあれが!!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
いやもう、なんでこれ1クールしかないんですか!
2クール、いや一年かけてやってもいいですよ!
中だるみしたって構わない!
最近、一年を4期に分けて次から次へとアニメが量産されてますが、途中で好評だったりするものは延長してもいいんじゃないんですかね。
一から企画立ち上げるのよりは安くつくんじゃないかな、などと素人は思いたくなります。
間を開けてもいいから、二期やって欲しいなぁ。

二期をやって欲しいアニメといえば、RDGもそうなんですよ、自分的に。
どうやら原作は全部やらないで終わってしまうようなので残念で残念で。
RDGも、今となってはガルガンティアとは別のベクトルでかなり気に入ってる作品です。
久しぶりに二次創作サイトさんを渡り歩くくらいには気に入ってますw(←つまり相当ハマってる
他所様の二次作品をこんなに読みまくったのはかなり久しぶり。
なかなか新鮮なものですね。久々に『萌え』とはどんなものだったかを思い出した気がします。
というわけで、いきなりですが個人的にはいわゆる『みゆみこ』押しでございます。
泉水子ちゃんだけでも十分かわいくて色々と癒されるわけですが、そこへありえないくらいにわかりやすくデレてきた深行が加わるともう!!!!!もうwww(←落ち着け

RDGはあれですね。
姫神に関する謎解きと泉水子の成長物語を絡めた作品ではありますが、並行して深行の思春期における成長過程をにやにや眺める暖かく見守る物語でもあるんじゃないですかね(←たぶんちがう
初めは泉水子にきつく当たっていたけれど、あれは泉水子に非があるというのではなく、どちからかというと父親の雪政に対する反抗が泉水子に対して出ていただけと言うのは見え見えです。
当初の深行は、泉水子に対して反感はおろか、実はなんの感情も抱いてはいなかったのではないかとも思えます。
それが一緒に過ごし、さらに修学旅行の一件もあって個人的に情が湧くようになると態度が軟化。それどころか実にわかりやすく落ちていきますw
それでも当初のツン具合を急に改めるのはさすがに無理と見えてそれなりに一線を引いた態度を取り続けるわけですが、要所要所でその態度がぼろぼろと崩れていく様ときたら、見ていてニヤニヤせざるを得ませんw
もうほんとにデレっぷりがかわいすぎるwww(←本音
はじめはきつく当たられていたものだから、なかなかそれに気付けない泉水子の天然っぷりもこの世のものとは思えないくらいかわいいのですわ(*´ω`*)
草を生やしまくってしまいましたが、結論。
深行はひたすら泉水子に振り回されまくって最後までデレ続けていればいいと思います。

3巻まで読んでふと思ったんですが、RDGって夢小説に似てる気がします。
泉水子の属性がよくある夢ヒロインのテンプレっぽいというか。
そう考えると、夢嫌いな層の人はあまり受け付けない話かもしれませんね。

そんなこんなで、とにかくこのひと月、頭の中はだいたいこんな感じで終始してましたw
ていうかしてます(現在進行形
でもそれも、6月いっぱいで終わるんですよね……寂しいなぁ……
ああ、7月の声を聞くのが嫌過ぎる。
夏なんて来なければいいのに(´・ω・`)

そういえば5/30、双子誕に合わせてpixivに絵をupしていました。
今更本館というのもアレなので、とりあえずこちらにも上げておきます。
カノンかサガかはお好きに解釈して下さい。
特に描き分けたつもりはありません。