2010/11/25

凍りついた涙 & 拍手お礼

別に某ダムAの例の小説タイトルの和訳ではありません。
今朝は寒かったのです。気温は零下。ついに冬到来です……明日は少し暖かいようですが。
そして例の小説も、個人的には泣きそうな展開になりそうな予感ばりばりっぽくて心が凍りつきそうです(←やっぱりそれかw)
ネタバレを嫌がるどころか、好んで事前に情報を集めようとするタチなので、本物を読む前に過剰な反応をすることが多いわけですが、これはちょっとショックが大きい情報でした。
だったらやっぱりネタバレ嫌いなんじゃと思われるかもしれませんが、現物を読んだ時に、思ってたほどひどくなかったと胸をなで下ろすのが好きなのです。
意外とそういう事って多くないですか? え? そうでもない?(笑)
今回も、そうであるよう祈っているわけですが。……どうなることやら(´・ω・`)
この小説はともかくとして。
顛末を知らずに読むと細かいところに気づかず先を知りたいあまりに斜め読みしていることが多いので、事前に予習してから読んだほうが作者の意図を考えることができて、その分楽しめるような気がするんですが。
え? そんなの私だけ?w
ま、ネタバレは好き嫌いが分かれるって話ですね。

とりあえずこの小説については雑誌を買うのは見送る方向で来ているので、もしかしたら文庫が出るまで毎月同じような反応を繰り返し続けるかもしれません。
読みたいものが他にないのに、いらない付録とかついた月に値段が上がるとか、ありえないです。
結局一番初めの号は買ったのですが、めくってもめくってもC氏なトランプとか、どうすればいいんですかw
未だに持て余してるわけですがどうにも捨てられない。
なんか報復がありそうで怖いよw

ところで、本日久しぶりに本編を更新いたしました。
見切り発車で始めた氷河小話・NorthernCrossに予想以上の時間がかかってしまったため、実に半年ぶりの本編更新と相成りました。
……半年って! 一年の半分! 長いですね! って ……すみません。
長くても二月程度と思っていたんですけど……予定が未定すぎました\(^o^)/
やはりリアルタイムで書き進めるというのは難しいものだと痛感した次第です。
ストックって大事です。(←結論)

14章の更新も、遅くても昨日か一昨日と考えていたのですが、全然時間が取れなくて、ちょっと間を開けようかとも考えてしまっていました。
丁度昨日、そんな私を後押しするように、拍手と一緒にコメントをいただいてしまいました。
ありがとうございます。
お陰様で今日の更新ができました!
追記にて、反転でお返事をさせていただきますね。

また本日、更新後に拍手とコメントを下さったお客様にも、感謝の言葉を。
本当にどうもありがとうございます!
レス不要とのことでしたので、お言葉に甘えさせていただきます。
続きも頑張ります。

2010/11/21

君の呼吸を知るために

未来の根を切っても構わない

というわけで、明日11月22日<月>は迂闊な月曜日ですね。

東のエデンの話です(゚∀゚)

この作品、一話目で一気に引きこまれてしまって、毎週放映を楽しみにしてました。
懐かしいね。一年前の話だけど。

で、そこそこきれいに(無理矢理っぽいし問題はなにも解決されてなかったけど)終わったのに、続きは劇場版でね!なんていうからそれはそれは楽しみにしたんですよ。
蓋を開けてみれば、そこそこ(Ⅰは)面白かったけど、結局あれ?って結末だったのが非常に残念でした。
まあ面白かったけど。劇場で見るほどのものじゃなかったかな。

でもまあ、難しいテーマではありました。
なにしろ舞台がわずか一年後のこの国。
何らかの答えをうまく見つけられるのなら、アニメじゃなくて現実でやって欲しいというかやるべきだというわけで。
現在、社会が抱えている問題点をほんの部分的にでもクローズアップして、お話にまで仕立て上げただけでも着眼点的にはとても面白い作品でした。
世間の人々がなんとなく感じてる、うまく言葉に出来ない閉塞感を上手に描き出していたとは思います。
それを打破しようって言うのも、非常に興味深いテーマ。
実際、明日にでもミサイルが主要政令指定都市に10発も落ちたら、それは確かに日本社会に対するカンフル剤にはなるでしょう。
で、それでも数ヶ月経てば、なんとなく忘れられていくのもそのとおりなんでしょう。
そのへんの捉え方が大変的を射ていると感じて、だからストーリーに引きこまれたんだと思います。
でも実際問題として、それだけの事件が起これば何かは確実に、少しかもしれないけど変わるような気はします。
というわけで、ミサイルは飛んでこなくてもいいから、なにか起きたら面白いな!
……と、半ば真剣に思ったりなんかしてw
こんなことを簡単に言えるのも、自分が平和ボケしているからこそなんでしょうけど。

折角なのでTwitterのジュイスbotに、日本国主要政令指定都市6都市を空爆の依頼をしてみようかとも思ったんですけど、悪目立ちして終わりっぽいのでやめましたw
いくら掛かるって言われるんだろう?
やってみたい!w
でも№10の結城さんになるのは嫌かな(゚∀゚)
あの末路はひどかった……でもああいう人、今は結構いるよね。
劇場版ではその彼に、あの結末を用意したのはいただけなかった。
その部分が、個人的には一番引っかかっています。


歪な世界のその先に、本当に小さな光はあるのか?
未来を忘れても、意味を持っていられるのか?


作品の内容に対していろいろ思うところはありますが、school food punishmentの曲はとっても良かった。
それだけはガチw

2010/11/11

Epilogueの後書きのようななにか

小話と言いつつ全部で12話にもなってしまった氷河中編をようやく終わらせることができました。
終わり方がアレでしたので、どうにもあとがきを入れる気にならなかったのですが、なんとなく書きたいこともあったので、こちらの方に最終話、00~Epilogueについてちょっと書いておこうと思います。

その前に。
Epilogue更新後、拍手をくださったお客様!
本当にどうもありがとうございました!!!
そろそろ写真も替えないとと思っているのですが、なかなかいい写真がなくて放置しております。
いつも同じ画像ですみません。

では本題。
注意書きもなにも置きませんでしたが、死にネタでした。
原作で既にナターシャが故人である以上仕方がないとは言え、問答無用で死にモノでした。

書いてしまってからこう言うのもなんですが、実は死にネタは嫌いです。
と言いつつ、以前にアフロディーテ中編でも死にネタは使ってしまっているんですけどね。

でも嫌いです。

なぜなら、卑怯な手法だと思うからです。
死というのは、どうしたって人間の感情に最も強く訴えかける現象です。
死ぬということ。それは生きている人間にとっては未知の領域であり、だからこそ恐怖の対象とならざるを得ません。
死というものを体験した人間は、既に死んだ人間だけなのです。
臨死体験なんてものもありますが、あれはあくまで『臨死』であって死そのものではないと個人的には考えます。
結局生きている以上、死という体験がどういうものであるか、理解することは絶対にできないのだと。

人というものは、知らないものを恐怖するようにできているのだと思います。
恐怖は人の感情の中でも最も強いものではないでしょうか。
ということは、絶対に知り得ることのない死というものは、最上の恐怖を人に与えてやまないものであるはずです。
例えばモブの登場人物でさえ、死んでしまう描写があれば、そのシーンは強く人の心に訴えかけるでしょう。
つまり、死にネタさえ使えば安易に強い印象を残すことができるのです。
それによって非常に簡単に、感動的なシーンなりストーリーを構築することができるのです。
それがわかっていてなお、そのネタを使うということは、やはり卑怯な気がします。
だから嫌いです。

とは言え、中にはストーリー上どうしても使わざるを得ないこともあります。
言い訳のようですが、今回の最終話もそうでした。
そんなに書きたくないのならば書かなければいい。
そうは思ったのですが、やはり氷河がずっとこだわり続けた『マーマ』その人をネタの基幹に据えた以上、その本人を描写してみたいという要求に勝つことができませんでした。
しがない二次書きの限界です(笑)

でも、あえて出すのならば、どうせなら最後の最期まで、と考えました。
原作では、彼女の生きている姿の描写は沈みゆく船上を最後に終わっています。
その後氷河は6年もの歳月をかけて、厚い氷の下でひとり静かに眠る彼女の元へ辿りつくことになるわけです。
非常に綺麗な絵面で描き出されているそれは、その間にいくつもの疑問を挟む余地がありました。
本文中にもいくつか疑問の形で書き込みましたが、ざっと上げれば最低でも以下の謎があります。

・日本に行こうというのに、なぜシベリア海から船に乗り込んだのか?
 (そこから日本に向かう船はない。船に乗る設定にしたかったのならウラジオストク等、日本海からというのが自然)
・なぜナターシャだけが沈みゆく船に取り残されたのか?
 (普通、子供と女性が優先のはずでは?)
・船の上に一度は出たはずなのに、なぜ船室で静かに眠っていたのか?
 (船の中にあえて戻った理由が不明)
・彼女の遺体はなぜあんなドレスのような服を着ていたのか?
 (旅行者のする格好には見えない)

他にも疑問点はいろいろありますが、グダグダ書いても仕方ないので割愛。
とにかくそのへんをまともに考察しようとすると、今回の話のような邪推のような答えを導き出すしかないという感じです。
というわけで、今回の話はできました。
プロット的にはもうちょっとねじ込みたい話もあったのですが、これ以上冗長になってもと思い、それも割愛しました。

プロットといえば、こんなことも書いてありました……
  
 >平和になって一年以上。東シベリアの海を割って潜っても、既にマーマの所へは行けない。
  それでも命日にはきちんとやってきた氷河。氷の上に佇み、ふと考える。
  自分だけがマーマを悼んでいるが、マーマには他の家族はいないのだろうか?と。
  もしも家族――自分にとっての母方の親戚がいるのなら、そちらにも知らせるべきではないのだろうか。
  きっと彼らも悲しむに違いない。
    そう考えたのは、『マーマ』がようやく、氷河だけのものではなく
    他の誰かにとっても大切な存在であったのだと気づいた証拠。
    氷河がいい意味で、マーマの陰から自力で抜け出したともいえるのではないか?
    あくまで『マーマ』の影を追って、だけれども。
    親離れの一歩。

というわけで、当初は氷河の親離れもテーマの一つにしようと目論んでいたらしいのですが……
できてますか?(笑)

以前の貴鬼小話のときもそうだったのですが、どうやら『成長』というテーマが好きらしいです。
自分がもう成長の見込みがないものだから、そうやって夢を見ようとでもしているのかもしれません

(笑)……と思ったが……わらえない……_| ̄|○