2010/11/11

Epilogueの後書きのようななにか

小話と言いつつ全部で12話にもなってしまった氷河中編をようやく終わらせることができました。
終わり方がアレでしたので、どうにもあとがきを入れる気にならなかったのですが、なんとなく書きたいこともあったので、こちらの方に最終話、00~Epilogueについてちょっと書いておこうと思います。

その前に。
Epilogue更新後、拍手をくださったお客様!
本当にどうもありがとうございました!!!
そろそろ写真も替えないとと思っているのですが、なかなかいい写真がなくて放置しております。
いつも同じ画像ですみません。

では本題。
注意書きもなにも置きませんでしたが、死にネタでした。
原作で既にナターシャが故人である以上仕方がないとは言え、問答無用で死にモノでした。

書いてしまってからこう言うのもなんですが、実は死にネタは嫌いです。
と言いつつ、以前にアフロディーテ中編でも死にネタは使ってしまっているんですけどね。

でも嫌いです。

なぜなら、卑怯な手法だと思うからです。
死というのは、どうしたって人間の感情に最も強く訴えかける現象です。
死ぬということ。それは生きている人間にとっては未知の領域であり、だからこそ恐怖の対象とならざるを得ません。
死というものを体験した人間は、既に死んだ人間だけなのです。
臨死体験なんてものもありますが、あれはあくまで『臨死』であって死そのものではないと個人的には考えます。
結局生きている以上、死という体験がどういうものであるか、理解することは絶対にできないのだと。

人というものは、知らないものを恐怖するようにできているのだと思います。
恐怖は人の感情の中でも最も強いものではないでしょうか。
ということは、絶対に知り得ることのない死というものは、最上の恐怖を人に与えてやまないものであるはずです。
例えばモブの登場人物でさえ、死んでしまう描写があれば、そのシーンは強く人の心に訴えかけるでしょう。
つまり、死にネタさえ使えば安易に強い印象を残すことができるのです。
それによって非常に簡単に、感動的なシーンなりストーリーを構築することができるのです。
それがわかっていてなお、そのネタを使うということは、やはり卑怯な気がします。
だから嫌いです。

とは言え、中にはストーリー上どうしても使わざるを得ないこともあります。
言い訳のようですが、今回の最終話もそうでした。
そんなに書きたくないのならば書かなければいい。
そうは思ったのですが、やはり氷河がずっとこだわり続けた『マーマ』その人をネタの基幹に据えた以上、その本人を描写してみたいという要求に勝つことができませんでした。
しがない二次書きの限界です(笑)

でも、あえて出すのならば、どうせなら最後の最期まで、と考えました。
原作では、彼女の生きている姿の描写は沈みゆく船上を最後に終わっています。
その後氷河は6年もの歳月をかけて、厚い氷の下でひとり静かに眠る彼女の元へ辿りつくことになるわけです。
非常に綺麗な絵面で描き出されているそれは、その間にいくつもの疑問を挟む余地がありました。
本文中にもいくつか疑問の形で書き込みましたが、ざっと上げれば最低でも以下の謎があります。

・日本に行こうというのに、なぜシベリア海から船に乗り込んだのか?
 (そこから日本に向かう船はない。船に乗る設定にしたかったのならウラジオストク等、日本海からというのが自然)
・なぜナターシャだけが沈みゆく船に取り残されたのか?
 (普通、子供と女性が優先のはずでは?)
・船の上に一度は出たはずなのに、なぜ船室で静かに眠っていたのか?
 (船の中にあえて戻った理由が不明)
・彼女の遺体はなぜあんなドレスのような服を着ていたのか?
 (旅行者のする格好には見えない)

他にも疑問点はいろいろありますが、グダグダ書いても仕方ないので割愛。
とにかくそのへんをまともに考察しようとすると、今回の話のような邪推のような答えを導き出すしかないという感じです。
というわけで、今回の話はできました。
プロット的にはもうちょっとねじ込みたい話もあったのですが、これ以上冗長になってもと思い、それも割愛しました。

プロットといえば、こんなことも書いてありました……
  
 >平和になって一年以上。東シベリアの海を割って潜っても、既にマーマの所へは行けない。
  それでも命日にはきちんとやってきた氷河。氷の上に佇み、ふと考える。
  自分だけがマーマを悼んでいるが、マーマには他の家族はいないのだろうか?と。
  もしも家族――自分にとっての母方の親戚がいるのなら、そちらにも知らせるべきではないのだろうか。
  きっと彼らも悲しむに違いない。
    そう考えたのは、『マーマ』がようやく、氷河だけのものではなく
    他の誰かにとっても大切な存在であったのだと気づいた証拠。
    氷河がいい意味で、マーマの陰から自力で抜け出したともいえるのではないか?
    あくまで『マーマ』の影を追って、だけれども。
    親離れの一歩。

というわけで、当初は氷河の親離れもテーマの一つにしようと目論んでいたらしいのですが……
できてますか?(笑)

以前の貴鬼小話のときもそうだったのですが、どうやら『成長』というテーマが好きらしいです。
自分がもう成長の見込みがないものだから、そうやって夢を見ようとでもしているのかもしれません

(笑)……と思ったが……わらえない……_| ̄|○

2010/10/21

つるり

久しぶりに感動しました。
あんまり感動したので、ツイッターで流してしまうのが惜しくなってしまいました。
なのでこちらで自分メモ的に書いておこうと思います。

つるりと簡単にむけるゆでたまごの作り方を!w

いや、本当に感動するほど綺麗にむけるんですって!
即効で回れ右した人は、絶対に限られた人生における有効な時間を無駄にした!
だって新しい玉子なんて、むいたはしから食べて存在を抹消したくなるほどむけないじゃないですか!
わざわざ古めの玉子を使っても、保存状態が意外と良かったのか、やっぱりむけないのもありますよね!

……文の全部に『!』を付けてしまうと、あんまり強調効果がないですねw

前フリを長くするような内容でもないので、以下簡単に方法。

1.玉子の上下を見極める
2.見極めたら、下の部分(少し大きい方ですね)の真ん中を、おもむろにどこか硬いところに叩きつける。
 ※もちろん割っちゃだめですよw 玉子が立つ程度にひびが入ればおk
3.普通にお好みの硬さになるまで茹でる
4.普通に冷やす
5.普通にむく

以上。これだけ。

これだけで本当に、ツルンと簡単にむけるゆでたまごになるんですよ。
産みたてはどうだか知りませんが、少なくとも買いたての新鮮玉子で試して成功しました。
買ってから10日ほど経過した玉子と一緒に6個ほどゆでましたが、全部同じように綺麗にむけました。
ゆでたまごでヒャッハー!な気分になったのはさすがに初めてですw
子どもでも簡単にむけました。

ここまで読んでくださったお客様。
ぜひお試しください。
損はさせません。

2010/10/05

まよまよ

こちらの更新、一ヶ月以上してないことに今気づきました。
特に書くようなことがないんですよね。
ネタがあるとすれば、ごく私的かつ欝っぽい内容ばかりなので、あえて書こうとは思いませんし。

ここ1週間ほど、この4年来定期的に悩まされてきた問題が浮上しまして。
前回は6月だったかな。
ほんと嫌になりますが、投げ出すわけにもいかず、グダグダここに書くような内容でもなく。
心の支えに(勝手に)させていただいている某様がご自身のブログで、因果応報について語られていましたが、まさに今その報いを受けているかのような状態で凹んでおります。

某公共放送の教育番組で、時々迷々という番組があるのですが、それに出てくる片桐はいりさんみたいな人が私のそばにも現れて、ささやきかけてくれればいいのに。
子供以上に、大人っていつも迷ってるんじゃないかな。

どうにも最近、ストレスにかなり弱くなっているようです。
こんなんじゃ駄目だよ。
もうちょっと図太くならなきゃ。

……でもそう思って物事にどんと当たれば、やっぱり痛い目を見るのは自分だというこの悪循環。

対人て、面倒だ。
それが自分の身近な存在であればあるほど。

なんか気分が静かに落ち込んでます。
ゼーガペインも終わっちゃったし、ますます落ち込むなぁ……(←そこか!)

こんな内容の後ですが、前回更新後に拍手くださったお客様、どうもありがとうございます!
お陰様で沈みきらないで済んでおります。
こっち(現実)はこっち、そっち(創作)はそっちと割りきって頑張ります。

2010/09/01

NorthernCross小ネタ

昨日、本館の方を更新しましたので、ついでに裏話など忘れないうちに書いておこうと思います。
そんな話なので、ご興味のある方は追記からどうぞ。
その前に、更新が滞っているにもかかわらず拍手をくださったお客様に心からの感謝を。
どうもありがとうございます!

2010/08/21

是我痛

先月と同じように結構撮りためた写真でも載せようと画策しているうちになんだか8月が終わってしまいそうな予感というか悪寒がしてきたので自分に活を入れるべく文字だけ更新にやってきました。

というわけで無理やりブログにエンタングル!

ツイッターって、ほんと危険なツールですね。
日々簡単に思ったことや考えたことを垂れ流せてしまうので、まとまった文章をブログで書こうという気を減退させます。
そういえばTL眺めてたら、誰かもそんなことを言っていたような。
140文字という制限があるので、考えたことをその文字数だけで端的に表現しようとするし、またそれが簡単にできてしまう、とか。
それからブログと違って文章の合間や流れというものを考えなくても良い。これは大変にラクです、てな主旨だったかな。
人間というものは楽なほうに流されるものだ、と。
……禿げ上がるほどに同意しました。

本 当 に そ の 通 り で す(`・ω・´)

なんて言っていてもしかたがないので、写真のかわりに近況を。
ま、たいしたことなんてないんですけどね。

ゼーガペインが面白すぎて毎週土曜日を待つのが辛いくらいで。
ええ。

こんなにはまったの、本当に久しぶりかも。
子供がEDを歌ってくれるようになった程度にはいろいろ家の中や車の中で垂れ流してますw

あとは……本当にたいしたことないですね。
8/7に千歳基地の航空ショーに行ってきたりとか(写真整理中)
8/14に室蘭に墓参り&海水浴に行ってきたりとか(写真整理中)
お盆を過ぎたらもう朝夕涼しくて秋の気配を感じるとか、空も時折秋みたいだとか(写真せいry)

そういえば8/18から北海道では二学期が始まっていたようですね。
自分は生まれも育ちも本州なので、やっぱりものすごい違和感があります。
冬休みがヘタに長いよりは、やっぱり8月いっぱいは夏休みってほうががいいんじゃないかなと思うんですけど。
だって冬休みが長くたって、終わった頃には冬はいよいよ佳境じゃないですか。
意味ないじゃん(´・ω・`)

ま、私がここでぶつぶつ言っても仕方がないですけどw
ただね、思うんです。
8月で夏休み(というより、夏)が終わって、9月に新学期。
この感覚がわからない北海道の各サーバーの人たちには、ゼーガペイン15話のあのどうしようもない寂寥感は完全に理解できないんじゃないかって。

さて、オチが決まった気がするのでエンタングルタイムアウト!です(・∀・)

……なんか最低なオチだw



2010/07/29

七月画像記録

今月は結構写真を撮ったので、まとめてのっけてみようと思います(`・ω・´)

まずは近所の水族館。車で5分⊂( ^ω^)⊃
小さいですが、ふらっと立ち寄るには良いところです。


水遊びに出かけられる程度には暑かった七月初め。


夕涼みにも行きました。近くの公園。


七月半ばのあじさいは北海道では普通。七月末の現在もあちこちで楽しめます。
ていうか八月になってもまだまだ花勢は衰えず、そのうちあじさいとひまわりとコスモスがいっぺんに見られますw


そして北海道といえばこれでしょう。ラベンダー。けっこうあちこちで育てられてます。
これなんてただの通り道。富良野に行ったわけではないのです(^ω^)


アップなど。いいにおいでした。
あじさいとちがってこっちはそろそろ終わりかな。


先週末、ちょこっとドライブ。ちょっとだけ旅に出たいときは大体支笏湖方面に向かいます。
これは支笏湖より300m上にあるオコタンペ湖。北海道三大秘湖のひとつなんだとか。
曇っているのであまりよく見えず。


そして支笏湖。
哀愁漂う写真を目指してみましたが、実際は結構観光客がいてそんな感じでもないですw


他にもけっこう撮ったんですが、うp用に整えるのが面倒になったので、またそのうちネタがないときにでも気がむけば。
iPhoneで撮ったものが多いので、ちょっと手間を掛けないと位置情報がダダ漏れしてしまうのですよ。
家の近くで撮ったものなんかは、やっぱりちょっと、ね。
ま、そこまで見る人もいないと思いますがw

本館の方、更新が滞り気味なのに拍手をいただいてしまってすみません。
どうもありがとうございます。
続き、頑張ってます(←現在進行形)
……が、なかなか……(´・ω・`)
昨日ツイッターのTLで見た一言が、もしかしたら今の自分を表しているのかも。
RT @akayaka: アウトプットが出なくなったときはインプットが不足している。
うん。なんかこう……わかる。
出てこないのは、溜め込んでいるものがなくなってしまったのに入ってくるものが足りないからだ。
たまにまとめて本でも読みたいなぁ。

とにかく、いろいろできるように頑張ります!

2010/07/13

夏は怪談?

昨夜でようやく、この夏の新作アニメで面白そうと思えたものを見終えました。
といっても2作品しかありませんけど。
最近、どういうわけか地上ローカルではほとんどこれといった作品を放映してくれないので、ここのところの頼みの綱はほぼBS11のアニメ+のみという寂しい状況になってしまいました。
ローカル局には一体何が起こってるんでしょう……

話を戻して。
とりあえず1話を視聴したアニメは前述の通り2作。
・ぬらりひょんの孫
・世紀末オカルト学院
怪談づいてるのはやっぱり夏だからでしょうかw
どちらも、とりあえず次回も見ることに決定です。
以下は個人的評価であるとあらかじめお断りしつつ、ざっくりと感想など。

オカルト学院が予想以上に面白かったです。
どういう話になるのかさっぱり予想できない。絵の感じとギャグの入れ方がちぐはぐなところがまた。
対して、ぬらりひょんの方はちょっと微妙でした。
原作は読んでいないのですが、人気……あるんですよね?
ツイッターのTLでもたまに見かけるので、結構人気あるのかなと思っていたんですが、実際のところどうなんでしょう。
最近、情報収集といえば自分の興味のあるものに対してしかしてないので、世間の流れがわかりません\(^o^)/
1話を見た限りでは、結構万人受けしてるんだろうなというような印象を受けました。
が。
個人的には、見ていられないほどではなかったものの、キャラの感じがちょっと苦手。
なので、展開次第では切ることになるかも。
ていうかこの後いろんな大物妖怪が出てきてバトル続きとか、いかにもあの雑誌的な展開になるのだったらほぼ100%切ることになるでしょう。
そういう展開でもハマれた作品って、実は星矢しかなかったことに最近気付きましたw

ちなみに他の新作は一切手出しせず、完全スルーしておくことに。
多国籍モノと歴史モノはちょっと苦手ですw

そういえば春の新作の時には4作品名を挙げて、結局最後まで見たのは2作でした。
ぶっちゃけ荒川アンダーザブリッジとAngel Beats! ですが。終わってしまいましたね。でもあまり残念じゃないのです。
荒川はね、むしろギャグなのであのくらい短くてよかったのかも。あれで倍の長さがあったら飽きてしまうかも。
絶望先生みたいにまたそのうち続編が、くらいのほうが新鮮味があって面白く見れそうです。
AB!は最初はどうよと思っていたんですが、途中で面白くなり、最終話で見事にコケました……
結局、なんだったんでしょうねあれ……
広げた風呂敷は、なんとか無理やり畳んだようですが、取りこぼしが多すぎやしませんか?
話の根幹にかかわる説明は見事にはしょられてたし、ゆりのキャラが最終話で変わってたしw
実に見事な黒歴史になりそうな作品でした。

春から見始めた作品といえば、再放送だったので名前を上げなかった「ゼーガペイン」。
実のところ、現在一番の大当たりはこれだったりしますw
こんな面白い作品を今まで見逃していた自分には怒りすら覚えました。
実際6話くらいまでは、ここまでハマると思っていなかったんですけどね。
これは隠れた名作です。
映像もキレイですしね。OPなんかは絵も曲もちょっと神がかってます。
新居昭乃さんの曲がロボットもののOPとしては異質なんですが、実に見事に合ってるんですよね。
EDもすごくいい曲です。カラオケ行きた~い!w
昨日予約が終わってしまったBD版は素晴らしく映像がキレイらしいのですが、残念ながら大人買いできるほどの経済力を現在は持ち合わせていないので、涙を呑んで見送りました。

……これ以上書いてると、新作レビューじゃなくてゼーガペイン賛歌になりそうなのでそろそろやめておかないとw
というわけでエンタングルアウト!