昨夜(12/21)録画しておいたタイムスクープハンター、本日(12/22)の昼間に見ることができました。
第3シーズンのラストが、いわゆるクリフハンガーな終わり方をしていたんですよね。
だから今回のスペシャルは前々から楽しみにしていました。
見終わっての感想の第一声は、期待は裏切られなかった、というところでしょうか。
面白かったです。
オカルト要素てんこ盛りでありつつ、リアリティを失っていないところは流石です。
ていうか、変な所で妙にリアルで、公共放送でこれやっちゃうの!?な感じが大変にツボでございました(゚∀゚)
冒頭からね、もう結構飛ばしちゃってましたよねw
沢嶋さんを毒矢で襲った賊が頭から血しぶきとかね((( ;゚Д゚)))
血しぶきと言うか血煙ですよねあれ。
火縄銃であそこまでの威力って本当にあるのかという疑問は差し置いて、初っ端からやりますねN○K。
続いて出てきたのが巫女さんとか、狙ってますよねわかります。
しかも姉妹巫女。親の仇討ちって設定も、狙いが明確でなかなか。
最後には有耶無耶になってましたが、この巫女姉妹、最初に沢嶋さんの頭を杭のようなものでぶち抜こうとしてましたね……あれ、もしやられてたらどうなってたんだろう?
普通に死にそうな予感しかしないんですが、上手いこと死なないような処置でもできるものなのか。
だってそれで百発百中死んでたら、さすがに治療法として伝えられたりはしないですよね。
見ていてちょっと引っかかっていたのですが、そんなささやかな疑問など、颯爽と現れた古橋さんが全て奪って行きました。
ナビゲーターもタイムワープできるんだ……( ゚Д゚)
その古橋さんのツンデレぶりも勿論見所ですよねw
時計をなくしたと報告を受けた時の彼女のツンぷりに思わずときめきました。
「今度は時計ですか(#゚Д゚)」って。
そういえば沢嶋氏、以前にもカメラか何かなくして右往左往したことありましたよね┐(´ー`)┌
そして話は進みます。
沢嶋さんの時計を奪っていったのが烏天狗。
その烏天狗にかつて家族を殺されたという巫女姉妹。
一家を惨殺していったような凶悪犯に女手のみで立ち向かおうという巫女姉妹の心意気に一抹の不自然さを感じないでもないですが、でもその時代ならなんでもありだったのかもしれないと思わせてくれる庶民の煤けっぷりは見事でした。
よく見れば、巫女姉妹の衣装もまあ程良く汚れてすごいです。
髪とかも、何日も洗ってないかのように微妙にぺったりしてるんですよね。
当時の人々ってくさかったんだろうなと、映像だけで匂いまで想像させる画面作りはさすがです。
そんなところに唐突に現れる、情報を持った傀儡師。
この傀儡師ってワードが中二心をくすぐりながらオカルト要素に更に色を添えますw
オカルトといえば、烏天狗に盗まれた産土神の行方を祈祷で占った巫女姉妹。
トランス状態の演技が迫真でした。
今では原住民集落のドキュメンタリーなんかでしか見られないような忘我の状態を人前で晒す行為を、日本人もほんの数百年前までやってたんだなぁと思うと、なんだか不思議な感じです。
いや、今でももしかしたらどっかの団体で人知れず行われているのかもしれませんが(゚∀゚)
それはともかく、そのトランス状態の果てに出たお告げが「北か西」……随分アバウトw
方向を東西南北だけとするなら、確率2分の1ですがな。
本人達はいたって真剣な感じでしたけども、現代人から見れば胡散臭いことこの上ない。
でもそこがあのシーンのポイントなのかもしれません。
やっている本人は別に嘘を付いているわけでもないけれど、当然結果にはあまり信憑性はない。でも占いがはずれ切ることも、またない。となると、当たるという実績が積まれるので、みんながそういうものを信じている。
そうやって、土着信仰のようなものが根付いているという演出なのかもしれませんね。
土着信仰といえば、巫女さんの持っていた外法箱。
その中身を沢嶋さんがちょっと見せて、とかわいくかつ執拗におねだり(これがまさかあの『特殊な交渉術』では…?)して箱を開けさせていました。
開けてびっくり。文字通り『魚の頭も信心から』ってことでしょうか。
魚のミイラのようなものに布を巻いた『自作』の神様。
それを見ていたらふと常々感じていることをまた思い出しました。
比較的節操無く他国の宗教を含む文化を受け入れる日本人ですが、イスラム教関係のものはあまり取り入れないですよね。
自作してまで偶像を崇拝したがる日本人にはあれは馴染まないんだろうなと、見ていて改めて感じた次第です。
一神教で言うところの『神』と、大抵の日本人が抱いている『神』というものの概念は、恐らく全く別のものです。
日本人の宗教観はいわゆるアニミズムなので、そういう系譜は現代にまで脈々と受け継がれているものなんだなと妙な感動を覚えてしまいました。
先ほどの巫女さんの託宣とあわせて、日本土着の宗教観を上手に短く表現したものだな、と。
ところで巫女装束を羽織っただけの沢嶋さん。
巫女さん達よりはよっぽど胡散臭いわけですが、それよりも『おとこみこ』って?
男巫女、でも書くのかな。最近はやりの男の娘にも似た何かを感じますが、そういうのって本当にいたのでしょうか。
胡散臭さを少しでも解消するために獅子舞に紛争する沢嶋氏。
それをちょっとの押し問答で通してしまう陣屋のザルっぷりと、更に見知らぬ巫女を(いくら遊女扱いしていたとしても)烏天狗との裏取引の場に同席させてしまう悪の殿。
ツイッターの実況を見てみたら、このシーンでの巫女さんの『慰み』シーン期待と、沢嶋氏の貞操を心配するツイートが散見されてすこしばかり和みました。
巫女さんおっぱい揉みの先まで行っちゃうのかとは危惧しましたが、さすがに沢嶋氏の貞操の危機って発想はなかったですw
そんなこんなで自策の毒酒にうっかり嵌っちゃったお茶目な殿と、いきなり尻尾を出す巫女姉妹という急展開に逃げ出す烏天狗の強いこと強いこと。
部下のお侍、結局全滅。
しかも壁越しのヘッドショットとか、どんだけ手練なんですか烏天狗。
またしても頭パーンの血煙シーンで思わず手に汗握りましたが、意外にも巫女さんに後ろから刺されて快進撃の止まる烏天狗。
さらに落ちてた槍で正面から貫かれてあえなく散る烏天狗。
最後のビクッ!にはちょっとびっくりしましたが、お約束の円満解決でなによりでした。
回収した産土神、綺麗なアメジストでした。でもあまりお値段は良くなさそうw
烏天狗から腕時計を回収するのを巫女さんに頼んだのは、やはり無用の接触は避けようということだったのでしょうか?
巫女姉妹との別れ際、またどこかから吹き矢が飛んでこないかとちょっとヒヤヒヤしてしまったのは仕方のないことですよね(`・ω・´)
次回予告はありませんでしたが、古橋さんの「取材しなければならない案件が溜まっていますからね」という言葉に一抹の希望を抱きつつ、アウトすることにします。
その前に。
前回のこちらのブログ更新後に、本館の方へ拍手をくださったお客様へお礼を。
どうもありがとうございます!
年内にもう一本は上げたいと思っております^^
頑張ります!