2012/09/19

Ω24話 #seiya


冒頭から暫くの間、まるで舞台か何かのような演出が続くのがちょっと異様で気になりました。
大人数なので動かしにくい→苦肉の策ってことなのかな。

シャイナさんがいきなり仮面を外して登場だったのにはさすがに驚いた。
まあ1話で仮面は割れてたし、視聴者の皆さんにも素顔がばっちり晒されてるので、今さら隠す必要もないってことなのかもしれないけど。
作品世界内では形骸化、実際は原作者の行き当たりばったり設定としか思えない仮面をあっさりと新世代のユナが外してみせたことに異論は全然ないんです。
でも旧作を見ている人間としては、仮面の秘密(?)を初めて読者(視聴者)に説明してくれたシャイナさんがああもあっさりと他の聖闘士の前に素顔を晒してしまったことに対しては、さすがに疑問を呈するしかない。
シャイナさんも身体に魔傷が残ってしまっているようだし、後半の透けた聖衣の描写といい、事実上聖闘士としては引退せざるを得ないという描写の一環なのか。
エデンと対峙した時にこぼした「私が戦うしかないのか」って言葉。台詞の前に(私はもう一線で張れるような聖闘士ではないのに)と入っていると考えれば、まあ100歩くらい譲ってもいいような気もするんだけど、でもやっぱりね。もやもやするわけだ(´・ω・`)

シャイナさんの口からついに語られる光牙出生の秘密。
やっぱり隕石ベビーだった。
でもあの言い方じゃ、いまいち詳細が不明のままだよなぁ。
「隕石が地上に達した時、光と闇が炸裂し、二つの命がその力を受けて残った」
隕石墜落地点にいた人々の内、隕石パワーを取り込んで運良く生き残ったのがアリアと光牙の二人だけだったと取れるけど、隕石そのものと共に二人は地上に降りてきて、隕石の跡地に二人がいたと言うようにも取れる。
どちらであるかによって、光牙とアリアの行く末が決まると思うんですが。
だって後者なら明らかに人外なわけで。アリアが本当にマルスの望むままに『新しいアテナ』となってしまったら彼女がラスボスになりそう。
でも今回のラストで、光を発するアリアに対して光牙からは闇がにじみ出ていたような描写もあるので、ヘタすると光牙自身がラスボスなんて可能性すらあるんじゃないかな、と。
件の隕石が現状の元凶としか見えないわけで、そこから光牙とアリアが生まれたのだとしたら、そういう展開もありじゃないかと。

沙織さんがあまりにも沙織さんらしくない原因がちょっとだけわかった気が。
声がしょこたんな以前に、台詞自体があまりにも沙織さんらしくないんだよね。
というわけで勝手に台詞を修正してみる(゚∀゚)
「この子は私のせいで過酷な運命を背負ってしまいました。でも、その運命に負けないような子供に育てたいのです。何があっても光の運命を歩むような子に」
あの声、あの喋りでも、せめて口調が違えばもうちょっと『女神アテナ』っぽく聞こえる!……はず。多分。きっと。恐らく。
ちょっと自信ないけど。

雷の遺跡、そのコアってどう見てもプラズマボール。
科学館懐かしいなぁ(゚∀゚)

エデンの凋落ぶりが半端ない。
恋は盲目過ぎるけど、あれはちょっと違うよなぁ。
遺跡に来たのもコアをも破壊したいのもアリア自身の意志だとはっきりとアリア本人から答えも得たのに「アリアになにを吹き込んだ」って……( ゚д゚)
聞く耳を全く持とうともしないエデンのあれはもうただの押し付けに成り下がった恋でも愛でもない別のもの。

階下から床をぶち破ってエデンに一発入れに来た光牙の描写は良かった。
その前のエデンの腕が大変なことになってたのには笑ったw
躍動感溢れるデイナミック動き効果を狙ったんだろうけど、ちょっとゴム人間すぎた(´・ω・`)
しかも目が! 目が赤くなった! さすがマルスの子。お父さんに似たんだね!

遺跡を全て破壊されたのに「時は満ちた」とご満悦な様子のマルスさん。アリアが造反して遺跡が全部壊されるのも計算の内だったということなのかな。

そういえば相も変わらず雑魚臭しかしない白銀が3人出てきてましたが、青銅の皆さんもやっと光牙の説教なしで白銀を倒せるくらいにはレベルアップしたようですね。
途中、ユナが逆立ち回転をずっとやっていましたが、笑えるレベルを通り越してシュールな気持ち悪さを感じてしまいました。
それと「ここは僕が!」といった直後に緊縛されてる龍峰とか、どこからか花火玉のような爆発物(着火済み)を取り出す汚い忍者とかがなかなかおもしろかったですw

次回は各キャラの掘り下げ回らしい。
そういえばハートキャッチプリキュアでもそんな回があったっけ。過去の自分と対峙して、新たな強さを獲得するってやつ。
あれをものすごく彷彿とさせる予告でしたが、Ωでは果たしてどうなるのか。

折り返し地点だからなのか力の入った回が続くようで、次回も楽しみです。