2012/11/20

Ω33話 #seiya

地球が闇に包まれるまで、後9時間42分!
31話の龍峰vsパラドクス回のときは10時間57分からのスタートだったので、もう50分ほど経過しているということですね。
黒パラにのされた龍峰、結構長い間昏倒してたんでしょうか。

前回の対ハービンジャー戦に続き、またしても黄金が一人、自宮を突破される結果となりました。
白羊宮の貴鬼以降、火星夫妻が全く登場しないので彼等がどのようにこの戦いを見ているのかというのが少しばかり気になります。
それから某体育座りプリンスもパタリと消息を絶ちましたが、一体どんな再登場となるのやら。そちらも気になるところです。

では改めまして本題。気になった部分だけ掘り下げてみます。
結論から言うと、私個人的にはケチのつけようのない回でした。
とてもわかりやすい話の流れとセオリー通りの綺麗な盛り上がり方はマンネリというのとは違う安定性がありました。
特に、龍峰がセブンセンシズに目覚める過程は畳み掛けるような流れで説得力があって良かったです。
以前『伝説の聖闘士』としてきちんと紹介されていた瞬が、すでにセブンセンシズの何たるかについて龍峰にレクチャーしていたという描写。
五感を閉ざされ、父・紫龍と同じ状態になってやっと、父もまたずっと戦っていたのだと知る場面。
それらのことを踏まえた上で目覚めた龍峰のセブンセンシズ。
ただ追い込まれて燃え上がるのとはまた違う、旧作との繋がりを感じさせる見せ方が非常に印象に残りました。

なんか上手く言えないんですけど(´・ω・`)

それから脱いだほうが強くなると評判だった紫龍ですが、さすがに系統の違う息子にそんなことはさせられないがそれでも、とばかりに精神世界であることを利用して極限まではっちゃけた描写も秀逸でしたw
身体が弱いとはいえ腐っても聖闘士。結構がっちりした身体でびっくりしたような納得したような。
体つきはともかくとして、セブンセンシズ覚醒の流れやらなにやら、随所に旧作リスペクトが散りばめられていたように感じました。
そういえばパラドクスさん、ギャラクシアンエクスプロージョンもアナザーディメンションも使いませんでしたよね。
それもまた旧作リスペクトあってのことだったのではないかと。
正直なところ、双子座は扱いにくさにかけてば一二を争う星座だったと思うのです。
旧作におけるキャラのストーリー上のポジションから実力、見た目、それと(自分が好きだから言うわけじゃないですが)人気という点においても、とにかく扱いに尋常ではなく気を使わざるを得ない星座だったのではないでしょうか。
そこでスタッフの出した答えが、旧作とは基本的には被らせないということだったのかもしれません。
二重人格という要素はかぶりましたが、星矢における双子座は二面性を持つという前提があるように聖衣でも表現されていますし、そればかりは仕方のない事だったのでしょう。
それでもサガのそれとは全く様子の違う二つの人格になっていたのだから見事です。
それなのにパラドクスの後ろ姿だとかは妙にサガ(カノン)に似通っていた辺り、スタッフ(キャラデザの人?)は実はサガが結構好きなんじゃないかなぁ(゚∀゚)

パラドクスの語る『愛』が薄っぺらで云々という声を少なからず見ましたが、それに関しては当たり前な気もします。
だってネグレストされてまともな愛情を受けてこなかった子供が、まともな愛を語れるわけがないじゃないですか。
そこで両親から愛情をたっぷり受けて育った龍峰との差が際立つわけですよ。
そう考えると白パラ「もう愛してないわ」=黒パラ「愛の終わりと憎しみ」という言葉が龍峰に向けられるのも当然。
自分がどんなに望んでも得られなかったものを全部持ってる子が目の前に現れて、その子ごとそれを手に入れようとしたら拒否られて、そうしたらまあ憎たらしくもなりますわ。
要するに子供の駄々なんですよね。パラドクスの言ってることはすべて。
実に見事な厨二病患者でしたw
旧作のサガとカノンも結局は厨二病をこじらせてただけなんでしょうが、それとはまたベクトルが違う厨二の描き方。やっぱり上手いなと変な所で感心してみたり。

それにしても今回のパラドクスさん、前に見た時よりも……その……お胸が随分増量されてませんでした?
それはともかく『優しい言葉でフられる』のが嫌でラブレターを渡せなかったり、マーシアン見ちゃったけど(多分当時は訓練生だし怖かったから?)誰にも言えなかった子パラさんがとても可愛かったです(^q^)
それは逃げだと言われても、楽な選択肢を常に選んでいける能力ってものすごく羨ましいな。
しかしどう考えても、黄金聖闘士を選んだのだけは失敗だったんじゃないかと。
黄金は楽じゃないと思うよ(´・ω・`)
最後、死んではいなかったようだけど、まさか今回の黄金は全員死亡にまで至らないとかなんじゃないかという気がしてきました…

さて、来週はまた蟹ユナ。
あんまりバレ妄想を掻き立てるカットは出て来ませんでしたね。。
黄泉平坂では、見も知らない√5な亡者に合うだけなんでしょうか。
旧作をなぞるのなら、誰か知り合いが出てきそうなものですが。
そういえば蒼摩と栄斗はどうした?w
あ、最後に一つ。ケチのつけようがないと最初に書いたけど、一つだけあった。
龍峰がセブンセンシズに目覚めた時に黒パラさんたら「馬鹿な!青銅聖闘士ごときがセブンセンシズに(ry」って言っちゃったのはさすがにおかしかった。
だって大好きな紫龍様もブロンズの分際でセブンセンシズに目覚めて伝説の聖闘士になってるわけで、それをストーカーパラドクスが知らないわけがない。
これはパラさんのミスというか、脚本のミスっぽくてちょっと残念でした。