マルスが倒れタイムアップとなったことによって『マルス十二宮編』が終わったとすると、前回からは『火星編』とでも言うべき最終段階に突入し、それも残すところ後3話となったわけですが。
だんだん主人公が誰だかわからなくなってきました(´・ω・`)
『敵』側の出自にも関わらず、大事に思っていた幼馴染が実父の手によって散り、姉を喪い、師を亡くし、何度か拳を合わせた相手をついには仲間として認め合い、力を合わせて実父を葬り、更には実母が最後の黒幕として控えている――これだけの業を背負っているエデンが主役じゃないということにものすごい違和感を覚えてなりません。
光牙に比べたらずっと設定が練り込まれているように思うんですが。
しかもその光牙さん、まさかのラスボス化です(´・ω・`)
このストーリーでは子供向けどころか、大人向けとしても奇をてらい過ぎている感がどうにも否めないんですが、最初から本当にこうするつもりだったのかなぁ。
十二宮に入ってから見えていた迷走感がここに来て決定的になっているようにも見えますが、でもあと三話でどうやったって決着がつくだろうことは確かなので最後までしっかり見届けたいと思います。
ここ最近のアニメでこれほど「ほんとうにどうにかなるの?」と思った作品も珍し……くないか。
エウレカセブンAOもこんな感じだったかな、そういえばw
あれも旧作の後付ストーリーで子世代が主役と言う点などは共通してると思うんですが、いろいろばら撒いてた伏線をそのままにして無理やり終わってしまった感じがありました。
細かく突っ込まなければ概ね楽しめたのでよしとしてますが、それも最後にちゃんと旧作キャラ(エウレカとレントンだけでしたが)を出張らせたお陰なので、そういう部分も含めてΩも同じ轍を踏みそうな予感バリバリです。というか、そのへんはちゃんとやって欲しいなぁ。
旧作キャラで旧ファンを釣った以上はそのくらいのサービスというかフォローはある程度やってくれてもバチは当たらないと思います。
・アモール退場
ついにこの日がやってきてしまいました(´;ω;`)
奇しくも先代の誕生日というあたりもまた切ない。
しかも前回のアモール劇場がほぼ真実だっただろうことから推察されるアモールの姉への信頼が木っ端微塵にされた上で、アプス光牙のたった一撃によってあっさりと倒されるって寂しすぎる。
ソニアと同じくらい悲しい最期だったんじゃないかと。
キャラが終始軽妙軽薄を装っていたので、ソニアほど可哀想な感じもしなかったですけども。 ←
神話ではメディアは弟をバラバラにして海にポイしたといいますし、それに比べれば全然グロさもないですよね(震え声
とりあえず儚さと悲壮感にあふれていたLC魚座とはまた全く違う、余裕のある強い魚座を見せてもらえて魚座としては満足です。
魚座魚座ってうるさいですね自分w
いや、それほど旧作の星座カーストの下層で忸怩たる思いをしていたってことなんですよ(´・ω・`)
・残存黄金結集
あれ?やっぱりパラドクスさんがいない……
貴鬼とハービンジャーが登っている最中で玄武に引っ張りあげられてしまったので双児宮はスルーされてしまったと考えれば納得も行くような。ただハブにされただけとも言いますが。
まあ紫龍絡みのあれこれを考えれば、玄武とパラドクスは絶対に顔を合わせちゃいけない人達だとは思います。
とすると、玄武が意図的にパラドクスを外したとも考えられるわけで。
それはともかく。
水瓶戦ラストのときもそうでしたが天秤の武器ってあんなにチート能力ありましたっけ?
単に破壊力があるだけじゃないの?
便利グッズ扱いにちょっと納得がいかないなぁ。
あまり力になりそうもない青銅よりも彼らが火星に乗り込んだほうが、という意見を、火星に行くのは大変な小宇宙を要するからだという説明で封じてみせたのはあざとい気もします。
オリジナル十二宮では瞬間移動不可だった設定がここでも踏襲されているように見せつつも天秤座聖衣のチート機能だけはキャンセルされているあたりはやはりちょっと腑に落ちません。
それから、牛と乙女! この人達、なんであんなにシレっと味方顔してるんですかw
『マルス様の統治下で骨を折りまくりたい』人と『マルスの旧友』じゃなかったでしたっけあの二人(´・ω・`)
もうなにがなんだわけがかわからないよ……
・メディア
弟は手駒として消費しても、息子だけはまだ手の内に引き入れたい様子。
やっぱり『母』なのかと思わせつつ、あっさり見捨てそうな油断ならない人です。
戦闘能力はあまりないようですが、途中で光牙に幻魔拳のような技を見せていましたし、やっぱり魔女なんだなぁ。
ところで『あの男』っていうのはやはり星矢のことなんでしょうか。
・アプスin光牙
高めに高めた光の力のお陰か、埋め込まれてから発動までかなり時間差がありましたが、養母たる沙織を思うがゆえの心に付け込まれて陥落というのが悲しいところ。
マルスといいイオニアといい、メディアは人が人を思う心を手玉に取るのが上手いようです。
そういえば結局はアモールだって、姉だけに向ける信頼(?)を利用され、踏みにじられてますね。
話が逸れました。
闇の力に屈した時同様、またしても真っ黒になって、更に今回は随分と髪も盛られてます。前髪も上がって何割か増で男前になってますw
あの天を目指す黒髪はハーデス本体を思い出させますが、ハーデスとアプスってどっちが格上なんでしょうか。
また話が逸れました。
アプスって、ぐーぐる先生にお聞きしてみるとシュメール神話で天地創造以前の混沌、奈落の意味みたいですね。アビスの語源のようなものなのかな。
まあなんにせよ、奈落の底とか混沌とか、そういうイメージなのはわかりました。
とにかくなんかすごいんですね ←
問題なのは、花魁のごとき歩みのくせに攻撃を受けると恐ろしい速さでカウンターを返すあの謎仕様です。
緩慢で気怠げでありながらどことなくムーンウォークな歩きと素早い攻撃のギャップが只者ではない感を増幅させてはいますが、ぶっちゃけあの前進姿はヘンです。
・エデン
美味しいところを全力で持っていく意気込みを感じる引きでしたが、こういう時に限って、次回が始まって瞬殺かそれに近い短時間での敗退になりそうな予感がちょっとします(´・ω・`)
先週のこちらのブログ更新後に本館から拍手を頂いたお客様へ。
いつもどうもありがとうございます!
次回も頑張ります(*^ー^)